5月例会を開催しました!

5月15日(水)18:00から、愛三文化会館(大府市勤労文化会館)にて5月例会を開催しました!

知多半島にある5つの青年会議所が合同で行う、この「知多5JC合同例会」。本年度は、持続可能な未来の知多半島を創造~「笑顔」溢れる知多半島となれ!~と題し、一般社団法人蒲郡青年会議所 原野裕君、小池健太朗君をお招きし、2030 SDGs(ニーゼロサンゼロ エス・ディー・ジーズ)を体験することで、SDGs(エス・ディー・ジーズ)を推進する一助とするため開催され、常滑青年会議所メンバーが知多4JCのメンバーと共にSDGsの理念に基づくまちづくりについて擬似的に体験することで、知多半島、さらには常滑のまちで、SDGsの考え方をどのように取り入れ、まちをより良くしていけばいいかについて考えるため、この知多5JC合同例会を5月例会として開催させていただきました。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。2015年9月、国連サミットで採択された成果文章「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(通称:2030アジェンダ)」の柱として、世界共通の17のゴール(目標)、目標ごとの169のターゲットから構成されています。国連に加盟している193の国・地域が2030年を期限に達成を目指すというもので、最近新聞などのメディアで見られるようになったこのデザインがそれを表しています。

SDGsの理念は「誰ひとり取り残さない(No one will be left behind)」です。この理念が示すように、SDGsは世界すべての人に共通する「普遍性」が特徴です。 その中身は、貧困の解決・飢餓の解決・教育などの社会目標、気候変動・エネルギー・生物多様性など環境目標、雇用・インフラ・生産と消費など経済目標に加え、不平等の解決・ジェンダーの平等・平和などが17の目標として体系的に整理されています。こうしたアプローチは国連として初めてのことだそうです。そしてもう1つの特徴は「不可分性」です。たとえば、気候変動への対策も平和の確保も行わずに、飢餓ゼロを達成することはできません。すべての人に教育を提供しなければ、ジェンダーの平等は実現しないでしょう。つまり17の目標は、互いに関連しあいながら、総合的に取り組むことが大切であることを示しています。

今回の例会では、このSDGsについて学び、SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを擬似的に体験できるカードゲーム2030 SDGsで、SDGsについて体感し、さまざまな価値観や違う目標を持つ人がいる世界で、「どうやってSDGsの壮大なビジョンを実現していくのか」、「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」、そして「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」をゲームを通じて体験的に学んできました。

会の冒頭、今回の「知多5JC合同例会」を主幹した、知多半島委員会 2019年度委員長の岩村健作君より趣旨説明が行われました。本年度常滑青年会議所からも、権田浩輔君、清水好祐君、小林剛君、中井良一君、富田紘介君、加納嵩之君の6名が出向しています。

2030 SDGsのルールはいたってシンプルで、与えられたお金と時間を使って、「大いなる富」というお金が一番大事という価値観を持った人や、「悠々自適」という時間がゆったりたっぷりあるのが幸せだという人、「環境保護の闘士」という環境を何が何でも守りたいという人など、あらかじめ与えられた価値観と、その価値観に基づいたゴール条件を目指してプレーしていきます。つまり現実の世界と同じように、ゲームの場の世界にもさまざまに異なる価値観をもった人達がいるということになります。

あらかじめ与えられたプロジェクトを進めていくと、この写真にあるように世界の状況が刻々と変化していきます。これは参加者全員で創り出す世界の状況を表していて、青は経済、緑は環境、黄は社会を意味しています。今回は大きな3つのグループ(3つの世界)に分けて行われ、プロジェクトを繰り返し行いながらゴールを目指して進めていきました。

プロジェクトを進めていくと、はじめはどの世界においても自分たちだけのゴール達成のために動いたためか、青の経済が驚くほど伸びた一方で、緑の環境と黄の社会が極端に低くなり、経済は極めていいが、環境は劣悪になり、貧困・犯罪などにより社会環境が劣悪になるという状況が生まれました。後半は、参加している多くのメンバーが世界の状況が良くないと気づきはじめ、極端に低かった環境や社会を意識し、全体のバランスを考えた展開となりました。ゲームの終了時間が近づくにつれ、会場は慌ただしくなっていきました。

2030 SDGsが終わり、それぞれつくり上げた世界についての説明が行われました。

そして会の最後には、SDGsの本質について説明が行われ、その例として「安いスナック菓子が、気候変動の原因になっている?」という投げかけがありました。1985年のインドネシアスマトラ島の森林が100%に対して、2012年には47%になってしまった事例が紹介されました。

この原因は、「安いスナック菓子」の消費が増え、「安いパーム油」の増産が必要になり、「大きなヤシ農園」をつくるために、「森林を伐採」してヤシ農園を拡大したため、「温室効果ガス」が増え、「気候変動・生態系への影響」を及ぼし、「土地の紛争」「土地に関わる汚職」「児童労働」などの問題も生んでいるというものでした。1年間で日本人は1人あたり約5kgのパーム油を消費しているそうです。

このように世界はさまざまに、そして複雑につながっていて、持続可能で豊かな社会をつくっていくという野心的な目標を2030年という期限内で行うために、今までのような「やれることからやろう」「コツコツやろう」ということではなく、この目標を達成するために、いつまでに、何をやるべきなのか、我々ひとり一人が主体的に今日の行動を変えていく「フォアキャスティング思考」が大切だというお話で会が締めくくられました。

今回学んだことをもとに、「笑顔」溢れる持続可能な未来の知多半島の創造に向けて、常滑青年会議所メンバー一丸となって取り組んでいく決意を新たにした、実り多い例会となりました。

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